プロヴァンスの邸宅で優雅に芸術鑑賞

Caumont

この豪華なお部屋は、まるでヴェルサイユ宮殿にある王女の寝室のようですが、実は南仏エクサンプロヴァンスにあるコーモン邸宅アートセンターの中で公開されているコーモン伯爵夫人ポリーヌのお部屋です。
エクサンプロヴァンスの街中には、とてもシックな作りのマザラン地区があります。
この地区の中には美しい噴水や、庭、美術館、教会、個人邸宅などの歴史的建造物が宝物のようにあります。特に17世紀から18世紀にかけて貴族のために開発され、今でもその時代の邸宅があちこちに見られます。
リュベロンのラ・トゥーデーグ城の城主で銀行家でもあったポリーヌのお父様ブルニ家がこの邸宅を初代の所有者から買い取り、しばらくはブルニ家の邸宅でしたが、彼が亡くなった後、ポリーヌと結婚した夫コーモン氏の名前がついて今に至ります。時代は激しく変わり、所有者が幾度か変わり、2010年まで40年余りエクサンプロヴァンスのコンセルヴァトワール(音楽学校)として使用されていました。
今に残る貴族の邸宅は、それぞれの時代背景をしっかり物語り、特にドラマチックな革命前や財政危機をどのように乗り越えたかで運命が変わるのですが、ポリーヌの住んでいたコーモン邸宅も、現在では実業家などから資金を集め工事改装され、昨年2015年に華麗なる美術館としてオープンされました。
常設展と半年に一度入れ替わる企画展で構成されますが、3月末まではリヒテンシュタイン侯爵の秘蔵コレクションから宗教画の展覧会が実施されています。
アート鑑賞が終わったら、まるで18世紀の貴族の家でティータイムをとってるような気分になれる
フランスらしい上品なティールームもあり、優雅なひとときを楽しめます。
ぜひエクサンプロヴァンスに来られたらコーモン邸に訪れて、18世紀の頃のフランスにタイムスリップしてみてくださいね。

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